透析患者の海外旅行支援会(TOP)>>情報・レポート>> 台北・総合病院「馬偕紀念病院」レポート 

透析患者の海外旅行応援宣言!

★お問合せメールは、こちらから

透析病院レポート「台北総合病院編」


2006年4月16日〜19日の3泊4日にて台湾は、台北市へ行ってきました。

今回は、どちらかというと、透析病院の視察がメインではなく、ロングステイ視察がメインだったため、チーフ高山は同行せず、私(安)単独での視察となった。私一人での視察は、これで2回目、まぁ、場合によっては、病院視察まで時間の余裕がない強行スケジュールでしたのでからね。疲れました。ほんとに・・・・。

それでも、何とか時間をやりくりして予定の3件すべてを視察することができた。
ただ、少し駆け足になったため、重要な部分を見落としてなければいいのだが・・・。(汗)

今回の視察では、@総合病院、A専門病院(中規模)、Bクリニックの3種類の病院を視察してきまた。 その中で、まず第一回目のレポートとして、総合病院の案内からです。




立地条件抜群の中山北路に位置する総合病院です。ご覧の通り立派な建物ですね。

こちらの病院は、キリスト教系の病院です。




日本同様総合病院は、ロビーも広く人の往来も激しい。
漢字明記の看板があるので、他の国よりは確認しやすいと思うが、それでも個人でいく場合、透析治療室に行くまでに苦労しそうですね。

個人的な意見は多々あるので判断はそれぞれにお任せしますが、海外の透析施設を今まで視察した結果の個人的な意見では、は、総合病院より専門クリニックの方が施設も綺麗だったり、ナースも親切だったりする傾向がある。

それでも、緊急時のことを考えると総合病院がいいといわれることが多いのも事実で、確かにその点のみを考えると否定はできないのも事実ではあるのだが・・・。

もっとも、総合病院だから緊急時に適切な処置をしてもらえるかどうか、これも国によっては、疑問なのが、最近の結論です。(汗)


こちらの病院は大きいだけあって、1階のロビーに雑貨店?飲食店?がある、日本にあるコンビに見たいのとは少しイメージが違いますね。




通訳ガイドに案内されながら、なんとか、透析治療室につくことができた。
総合病院とのことで、どんなだろうと期待と不安のなか、入室。




入るとすぐに、飲料水と冷蔵庫が確認できた。飲料水は無料のようだ。




さて、続いて、治療室へ。 第一印象としては、広い!病床数は、総数48床




病床が多く、ナースも忙しいようで、我々が入ってきたことにも反応する余地なし。
それでも、中央にあるナースセンターに行って視察の主旨とアポイントしてあるので対応を求めるも、聞いてないとのこと。取次ぎが上手くいってないのか、しばしナースと再度主旨の説明と、撮影やミーティングを依頼し、忙しい中、時間をとっていただけることに。




忙しいので、それぞれの機材を一つづつ撮影してたりすると、邪魔になるので、大雑把に説明を聞きながら、ポイントとって確認していくことになってしまった。

上記は、ダイアライザーである。
ダイアライザーは、やはり、フレゼニウスが多い、ただ、台湾は日本企業もがんばっているようで、東レも透析機もそうだが、よく利用するそうだ。




こちらは、「東レ」の透析機、日本製です。(笑)
海外で日本の透析機ががんばっているとなんだかうれしくなります。
もっとも、ここもすべて「東レ」ではなく、「フレゼニウス」「バクスター」も使用している。




インタビューの最後にナースの責任者に写真撮影をお願いしたが、残念ながら、拒否されてしまったので、ナースセンターの状況だけ、こっそり撮影してきた。

それにしても、本当に忙しい病院です。
まぁ、病床数が48床もありますから、当然といえば当然ですが、海外での透析経験が少ない方には、あまりお勧めしたくないですね。たぶん、ほったらかしにされている印象を受けるでしょうからね。不安になると思いますよ。


最後に病院のチェックリスト下記でご案内ください。

◆透析病院確認事項
病院名  馬偕紀念病院
ナース  日本人看護師 「いない」
対応言語  英語、日本語(多少)、中国語
日本人患者受入経験  あり
受付可能日  毎日(日のぞく)  朝7時 〜 夜10時
予約申込期間  (推奨) 1ヶ月以上前 
ベッド数  48台
ベッドタイプ  ベッド式
透析機械メーカー  東レ製  フレゼニウス社製   バクスター社製   
ダイアライザーメーカー  TORAY B1-1.6H〜2.1H
フレゼニウス HF805 など
針・サイズ  16G  17G
パジャマ  私服
ロッカールーム  ない
体重測定法  私服で、ジャケットや靴は脱いで測定
ヘパリン  あり (*別費用 600台湾元/2000ドース)
透析時間  4時間
水の導入  ポリタンク利用  (病院内で浄水した水を利用)
 病院内に常設 
食事  病院内で準備されています。(自己負担)
テレビ  あり  (無料。但し、二人で1台、日本語放送なし)
書類作成費  100〜150台湾元
透析治療費  4100台湾元/1回
特記事項
 @ダイアライザーの再利用はしません。
 A忙しい雰囲気、初心者よりもベテラン向け
 B中心地なので便利かも