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このコーナーでは、海外透析で疑問に思うことなどにお答えしたいと思います。
ロシア
インドネシアロングステイ
透析病院の予約だけは可能ですか?
もっとも多い質問ですが、支援会発足から紆余曲折を経て、原則はナショナルツアーズにてご旅行(ツアー、航空券、ホテルなど)を申し込んで頂いた方のみとさせて頂くことになりました。

理由としては、今まで予約のみでも対応していましたが、実際にあった話で予約だけしたところ、透析治療が週3回必要にもかかわらず、どうしても週2回しかできない状況であるのことに海外の病院が気づき間際になりドタバタと予約を変更したりするケースなどもあり、ツアーを管理していないとなかなか病院への予約段階よりこの様な問題が確認しにくく、管理上、現地の病院に迷惑をかけるおそれがあり、また、長い目でみて、この様なことがきっかけとなり他の患者様の受入が悪くなるなど可能性も含めて患者様にとっても、受入側の病院にとってもあまりよくないことと判断してツアーを申し込んでいただくことを原則とさせて頂くことになりました。
申し込みはいつまでにすればよいですか?
国によってもマチマチですが、欧米系は、3ヶ月前、アジアは、2ヶ月前がベターです。
サポートの流れの項目を参考にしてください。
病院は安全ですか?

安全の基準が難しい所ですが、率直な意見として日本のキッチリと数値管理された透析治療でなければならない方は、海外旅行をあきらめて頂いたほうが無難かもしれません。

第一前提として、支援会で視察に行った病院や高山自身が治療を受けた海外の病院は、韓国以外、全て日本のような軽量パジャマに着替えて体重を測るということはしません。通常の普段着のまま測ります。また、時には、靴を履いたまま体重を量ることもあります。この時点で必要以上に神経質な方は、ショックでストレスが溜まり旅行どころではなくなってしまいます。

ただ、これは日本以外はどの国も同じであり、むしろ日本の特殊性であるともいえます。世界は広く考え方も治療方法もイロイロですので、そのような考え方の違いを受け入れることができるか否かが重要です。

そのことさえ受け入れることができれば、海外の病院も普段治療を受ける病院と大差はありません。なぜならば、透析治療の場合、出発前に診断書を治療を受けている担当医に作成していただくことになり、その診断書をもとに現地の医師や担当看護師は処置を進めるからです。

ついでに、病院に関して、勝手な想像で欧米の方が医療システム含めてよいと考えている方が多いのですが、これはいろいろと視察した結果、一概にそうでもないという結論に至っています。これは、資本の理論から東南アジアでも富裕層が行く病院(というより富裕層しか治療を受けれない)は、ホテル並みの施設とドクターは帰国子女が多く、サービスを含めてむしろ安心して治療を受けれるのではないかと思います。東南アジア特有のやさしさもあるから欧米よりも親切に対処してくれる気がします。

ダイアライザーの使い回し(他人の利用したものの再利用)はないですか?
いままで視察に行った病院に関しては、「ない」との回答です。
これは、極東ロシア・ハバロフスクも中国、東南アジアなどちょっと不安に感じる国の病院も同じ回答でした。
但し、 米国、フィリピンでは、長期滞在の場合、本人のものを再利用する病院もあります。
透析時間は何時間ですか?
現在まで案内した海外の病院に関しては、日本の診断書通り4時間でした。
針の大きさはどれくらいですか?

16G、17G、18G を利用する病院が多いです。もちろん、使い回しはありません。

海外の透析治療費用はいくらくらいですか?

国によってまちまちですが、おおよそ下記の通りです。オーストラリアは高めです。

1.米国・・・・・・・・・・・450米ドル〜650米ドル(グアム、サイパン、ハワイ含む)
2.カナダ・・・・・・・・・・700加ドル〜900加ドル
3.オーストラリア・・・・・・800豪ドル〜1,100豪ドル
4.韓国・台湾・中国・・・・・2万円〜3万円
5.シンガポール・・・・・・・5万円〜
6.バリ島・・・・・・・・・・300米ドル
7.フィリピン ・・・・・・・2万円〜3万円

海外で治療した場合の還付金はどれくらいになるの?

保険の種類によっても違いますが、通常の健康保険や国民保険の場合、海外で受けた治療費を日本の医療システムである点数換算して、最大額を日本での通常治療費を限度とした医療費点数換算額の70%が還付されます。ここでの注意点は、2点あり、第一は、「還付の限度額」です。限度額は、あくまで最大でも日本の透析費用(点数換算)の70%だということになりますので、海外での治療費が日本の透析医療費よりも大幅に高額になる場合は、還付金額は相対的に下がり70%以下になるということです。よくある勘違いとして海外で支払った金額の70%が返金されるわけではありませんので、ご注意ください。また、残りの30%に関しては、高額医療還付の対象になります。但し、こちらも注意点は、上記同様、最大でも日本の透析費用(点数換算)以内での30%になり、且つ、高額医療対象金額10,000円〜20,000円(患者様によって違いあり)を越えた分のみが還付の対象になります。(参考:下記の図を参照ください。)
第二は、点数換算する場合、日本で保険適用される部分に限ること。日本で保険適用されない医薬品を利用する場合は、点数換算の対象にはなりません。

海外透析費用の還付に関して
◆便宜的に分かりやすく例題を上げる、例えば、日本の医療費の基準が50,000円とした場合

■海外での透析費用が高い場合(例としては、100,000円/1回とした場合)
*海外療養費の還付分・・・・日本の最大金額50,000円の70%=35,000円
*50,000円以上の分・・・・自己負担
*最大金額のうち還付を受けれない30%に関して
例では、(50,000−35,000=残額15,000円)に対して@特定疾病療養受領証を受けており、かつ、Aその30%が単月あたり10,000円〜20,000円を超える場合のみ対象となります。

■海外での透析費用が安い場合(例としては、20,000円/1回とした場合)
*海外療養費の還付分・・・・50,000円以下なので実費20,000円に対しての70%(14,000円)が対象
*残30%に関しては、上記同様10,000円〜20,000円を超える場合のみ対象となります。
  通常は10,000円を越えることはないと思います。

★注意:上記の内容は目安です。各個人の状況によっては違う場合がありますので、詳細は、必ず担当の役所に確認ください。
治療費の支払い方法・・・クレジットカード利用は?

こちらも国によって、病院によってマチマチですが、クレジットカードの利用はできない病院が多いです。そのため、現金もしくは、トラベラーズチェックでのお支払いとなります。
念のため、現金でのしい払いは米ドルもしくはその国の通貨で請求されます。 円は通用しないと考えたほうが良いです。