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命がけ?高山の透析病院レポート「中国・大連編」


2006年3月9日〜12日の3泊4日にて中国は、大連(旧満州国)へ行ってきました。

中国・・・・。(汗)

正直なところ、海外での透析経験は人より多いのですが、当初、それほど乗り気でない地区でした。ただ、北京・上海の情報は多いのですが、中国の地方の都市に関してはあまり情報がないので、今回は、命がけで大連にいくことに決めました。(汗)

まぁ、それほど大げさなものでもないですが・・・・。


大連大学附属中山透析病院前

大連で透析を体験してきた病院は、「大連大学附属中山病院」です。
読んで字のごとく、大学附属の病院ですね。

大連大学附属中山透析病院 大連大学附属中山透析病院透析室
病院正面 透析専門の病棟

中国_大連_透析機_フレゼニウス 中国_大連_透析機_二プロ
透析機は2種類です。上記は、フレゼニウス
こちらは、二プロ

中国_大連_中山病院_透析病室

ベット数は、25台で、個室対応は不可。
施設に関しての率直な感想としては、北京などと比較すると少し落ちる・・・・。
もっとも治療に関して問題なければいいのですけどね。


中国_大連_透析中

これ見て何か感じることありませんか?
透析患者であれば、??と思うはずですが・・・・。答えは透析機が右側に・・・・。(汗)

いろいろな国に行って透析を体験してきたつもりですが、こんなもんです。
まだまだ、かわいいほう。

お問い合わせいただいた、患者さんにも、いつもご案内する内容ですが、日本だけが、
非常に厳しく透析を数値管理しているということを海外に行くと実感します。
そして、日本の透析医療界は、それを誇りにしているのも事実でしょう。

ただし、それが患者さんすべてにとって正しいことか、どうかは私にも判断できません。
オーストラリアなどは、病院側の都合でなく、あくまで患者さんの立場に立って考えるようです。

どちらかというと 海外ではこちらのケースが多いのかもしれません。
そのように考えると、海外では当たり前のようなことが、日本の透析治療にどっぷりと浸かっていると、ある意味危険に感じたり不安を覚えたりする。

これって、本当にに多いです。よい意味で彼らは「おおらか」なんです。A;^_^)


中国_大連_透析病院_ナースの姜さん

担当していただいたナースの「姜さん」

日本語が不可でしたので、筆談、筆談、筆談!最後まで笑顔で対応いただけました。
ありがとうございます。お世話になりました。

最後に病院のチェックリスト下記でご案内ください。

 

◆透析病院確認事項
病院名  大連大学附属中山病院
ナース  日本人看護師 「いない」
対応言語  中国語のみ
日本人患者受入経験  あり
受付可能日  毎日(日のぞく)
予約申込期間  (推奨) 1ヶ月以上前 
ベッド数  25台
ベッドタイプ  ベッド式
透析機械メーカー  フレゼニウス社製   二プロ社製
ダイアライザーメーカー  東レ
針・サイズ  15G  16G
パジャマ  私服  パジャマ  どちらも可
ロッカールーム  あり
体重測定法  洋服・靴着用のまま測定
透析時間  4時間
水の導入  ポリタンク利用  (病院内で浄水した水を利用)
 自由持込可
食事  病院内で準備されています。(病院負担) *自由持込可
テレビ  あり  (無料。但し、部屋に2台のみ)
書類作成費  無料
特記事項  @時計がないので時計は持っていくこと
 Aテレビは台数が少ないので本は必需品です。
 B通訳案内は、一般ガイドレベルでも付けたほうがいい。